●vol.1 石けんで洗おう

 せっかく自分で作った服、手入れにもこだわって長持ちさせたいと思ったことはないでしょうか。
 インターネットを始めてから、前から興味のあった「石けん」のサイトをしばしば訪れるようになりました。もともと肌や髪にトラブルがあまりないせいか、「石けん1個」の生活になるのに、あまり抵抗はありませんでした。あまりヒステリックに「合成洗剤はダメ!」攻撃するのもメンタルヘルス上よくないんじゃないかと思うのですが、一度「石けん」を使い始めると、今まで何とも思わなかった合成洗剤の「石油くささ」がどんどん鼻についてきて、家のなかから合成洗剤が着実に消えていきました。衣類は液体石けんを使っています。
 わたしもそれまで知らなかったのですが、「絹」とか「ウール」って、「中性洗剤」で洗わないとダメになる、って思っていませんでしたか? ところが違うのです。石けん(アルカリ性)でも、ちゃんと洗えるのです。石けんは動物性油脂を使っているせいでしょうか、絹のスリップ(羽二重の裏地で作った)なんか、ぬめり感が、石けんの方がずっとあるのです。合成洗剤だと、がさがさになってしまいます。
 合成洗剤は新聞屋さんが持ってくるので、家計がピンチのときは使ってしまうこともあります。ただ、困るのは、「トップ」「アタック」などの主力製品にはまず蛍光増白剤が使われていて、色物を洗うとだんだん白っぽくなっていってしまうことです。昔にくらべたら、白の衣料というのは、今は格段に割合が減っていると思うのですが(あなたの家では、何人の人が白のパンツをはいているでしょうか?(笑))。今はどちらかというと、「ガラガラ洗うのはイヤだけど洗濯屋にも頼みにくい」衣料の方が増えているのだから、増白剤だけはやめればいいと思うのだけれど。
 そんなことを考えていたら、先日、契約している新聞屋さんが、ついに「ニュービーズ」をもってくるようになった(「ニュービーズ」には増白剤は入っていない)ので、これはときどき使っています。「やっぱり香料がくさいなあ」とは思いながら。
(2000.10.7)

 

参考文献
『洗濯上手 こつのコツ』(婦人之友社 99年)

参考リンク先
「花ずきんのホームページ」

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