2002〜GIAPPONISMO
 no.3 scarf from FURISODE dress

 

finished August, 2004
material silk 100%
pattern
comment  振袖からストールを作りました。祖母の着物を母が結婚するときに染め替えたということですので、布地は50年ぐらい前のものでしょう。おかげで布がかなりくたくたしていますが、そのくたくた具合が、身体にフィットしてくれるのでいいのです。袖を一柄だけはいでありますが、両袖だけで作れました。
直線でうらおもてを毛抜きあわせにはいでいます。裏地は着物についていた裾回しをそのまま使ってい、ます。
これもmihoさんに縫製してもらいました。ご存知の方も多いかと思いますが、彼女は今文化服装学院のスタッフとして働いているので「購買に面白い房飾りなんか売っていたらつけてくれない?」とお願いしたところ、新しく買ったものではなく、彼女がウェディング・ドレスを自作した際使ったビーズの残りを花の芯に縫い付けてくれました。スワロフスキ・パールって初めて見たのですが、小さいのにすごくインパクトがあり、いっそうかわいくなりました。
着用写真を2つつけて見ましたが、長さを170センチにして、「マフラー」としても「スカーフ」としても使えるようにしてあります。
最近ノースリーブが流行っていますが、オフィスビルでは寒すぎるので、防寒対策 として企画したのです。 いろいろ羽織りもののプランを考えたのですが、これならパターンがいらない上、このように首を暖めたり腕を暖めたり、かえって使い道が広がります。しかも裏があるから空気の層ができるわけで、本当に軽いのに暖かい! そのうえ、たたんでもコンパクト。 色無地の残りぎれで作った簡単なポーチに入れて、毎日バッグに入れて持って歩きます。最近の企画の中でもスマッシュ・ヒットかも。

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